ミスターX レオス・カラックス

(Mr. X)
2014 |
監督 : Tessa Louise-Salomé

フランス映画界でさまざまな物議を醸してきたレオス・カラックスに関するドキュメンタリー。1980年代初め、若くして批評家の絶賛を浴び時代の寵児となるが、『ポンヌフの恋人』で大混乱を招き、「意固地で危険な男」と非難されるようになる。しかし『ポンヌフの恋人』は恐るべき技巧とエネルギーに満ちた傑作に。

 

過去30年間で5作品しか残していないが、毎回反響を巻き起こし、既に伝説的存在となったカラックス。『Mr. X』は『ホーリー・モーターズ』を撮影していた時期に作られ、撮影現場も見せつつ波乱万丈のキャリアを振り返る。監督の「分身」として活躍してきた俳優ドニ・ラヴァン、撮影監督を務めるカロリーヌ・シャンプティエなど、共に働いてきた仲間の他、ハーモニー・コリンや黒沢清といった映画監督も出演。監督作や出演作、メイキング、INA(フランス国立視聴覚研究所)の資料映像をふんだんに盛り込み、カラックスの世界へと誘う。

 

虚像のヴェールに包まれたカラックスの本当の姿が垣間見られ、カラックス作品の魅力を再認識させてくれる作品。



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カブールのツバメ

(Les Hirondelles de Kaboul)
2018 | 1 時間 21 分
監督 : Zabou Breitman, Éléa Gobbé-Mévellec

1998年夏、 廃墟と化したカブールはタリバンに占領されていた。モフセンとズナイラは若く、深く愛し合い、日常的な暴力と貧困にもかかわらず、二人は未来への希望を絶やすことはなかった。しかしモフセンのある行動が彼らの人生を大きく変えていくことになる。



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ラルザックの羊たち

(Tous au Larzac)
2011 | 1 時間 58 分
監督 : Christian Rouaud

「私たちは荒廃した土地ラルザックを選んだ」 マリゼット、クリスティアンヌ、ピエール、レオン、ジョゼ…。主役となった人たちが面白おかしくアクションを交えながら語っていく、ラルザックの農民と政府との闘争を描くルポルタージュ。土地を守るための無慈悲な戦いで農民が団結。1971年に当時の防衛大臣であるミシェル・デブレによってラルザックの陸軍基地の拡大が宣言されたことがこの闘争の始まりだった。農民たちは結束を固め、誓いを立てる。土地を手放してはならない。農民たちの声がとどくよう、軍や警察と毎日顔を突き合わせての戦いを描く。



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アヴァ

(Ava)
2017 | 1 時間 45 分
監督 : Léa Mysius

海辺でヴァカンスを過ごす13 歳の少女アヴァ。視力の低下が思いのほか早く進行していること、失明する日も近いことを、医師から宣告されている。母親は、人生でいちばん美しい夏を過ごそうと、まるで何事もなかったかのように振る舞う。アヴァは自分なりのやり方で運命に向き合う。そして、逃走中の若い男が飼っていた、大きな黒い犬を連れ去る…。



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ウェイ・ホーム 〜息子への想い〜

(J'enrage de son absence)
2012 | 1 時間 38 分
監督 : Sandrine Bonnaire

マドとジャックが別れてから10年が経とうとしていた。今では再婚し、ポールという7歳の息子の母親となったマド。そんな彼女の前に突然またジャックが姿を現す。二人の間には、子供の死という、どうしても忘れ去ることのできないつらい過去があった。マドが新たな人生へと足を踏み出した一方で、ジャックは今も過去を受け入れることができないままでいた。ポールとの出会いは、そんなジャックの心に大きなショックをもたらした。次第にジャックに心を許してゆくポール。親密な二人の様子に動揺したマドは、ポールがジャックと会うことを禁じる。しかしジャックの思いは止まらず…。

 



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オーギュスティーヌ

(Augustine)
2012 | 1 時間 42 分
監督 : Alice Winocour

パリ、1885年、冬。ドクター・シャルコはピティエ=サルペトリエール病院で奇妙な病の研究をしていた。「ヒステリー」研究だ。催眠療法の効果を発表するのに、19歳のオーギュスティーヌはうってつけの実験台となった。治療と研究の対象であった彼女は、次第に欲望の対象になってゆき…。

 



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ソヴァージュ

(Sauvage)
2017 | 1 時間 39 分
監督 : Camille Vidal Naquet

22歳の青年レオは、街娼をして僅かな金を稼いでいた。次から次へと行き交う男たちに、彼は愛を求め、身体を差し出す。明日がどんな日になろうとも、それはレオの知るところではない。彼は今日も街に繰り出してゆく。胸に高鳴る鼓動を感じて…。



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ヒポクラテスの子供達

(Hippocrate)
2014 | 1 時間 42 分
監督 : Thomas Lilti

バンジャマンは、立派な医師になることを心に誓い、信念にしている。
しかし、父親が局長を務める医療センターでインターンをすることになった彼を待ち受けていたのは、多くの試練だった。実践は理論よりもずっと厳しい。重くのしかかる責任感。多忙で不在の父親。外国人医師のアブデルは、同じインターン生でありながら彼よりもずっと経験豊富だ。自分の限界と不安に突然直面したバンジャマン。現実を前に恐怖を感じているのは彼だけではなかった。それは、患者とその家族、ほかの医師たち、医療センターのスタッフにとっても同じことだった。まだ医師の道へのスタートラインに立ったばかりの青年は、ゆっくりと、大人の世界へ向かって歩きはじめる。



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美しき棘

(Belle Epine)
2010 | 1 時間 20 分
監督 : Rebecca Zlotowski

17歳のプルデンスは数日前に母を亡くした。家族のアパートで一人暮らしをし、高校の不良マリリンに出会う。Marylineは彼女を大型バイクや密売さ れたバイクが危険に走り回るランジスの野外サーキットへ連れて行く。暴走族に魅せられたプルデンスは孤独は自由だと思い込もうとし、そこに自分の居場所を 見つけようとする。



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7月14日の娘

(La Fille du 14 Juillet)
2013 | 1 時間 28 分
監督 : Antonin Peretjatko

7月14日、ルーブル美術館でトリュケットという娘に出会ってからというもの、エクトルの頭には彼女のことしかない。彼女の気を惹くには、やっぱり海に誘うのが一番。トリュケットの友達シャルロットも一緒となれば、エクトルの友人パトールも大賛成…。

シャルロットの弟ベルティエも仲間に加わって、いざ出発!海をめざしてフランスの田舎道を進む一行。しかし彼らのほかに車はない…。というのも、世の中は経済危機のただ中にいるから。そんな夏、政府はバカンスを1か月短縮することを決定し、国民に早々に仕事を再開するよう要請した。

何やらしっちゃかめっちゃか、札束も飛び出して、グループは離ればなれに。まるでバカンス7月派とバカンス短縮のせいで休みに出られず嫉妬にかられる8月派とで二分化してしまったフランスそのもの。残されたエクトルたち3人組は、仕事がなんだ!とばかりに、「7月14日の娘」を取り戻し、楽しくダラけた夏休みを満喫することを決め込んでいるが…。



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ウィリー ナンバー1

(Willy 1er)
2016 | 1 時間 22 分
監督 : Ludovic Boukherma, Zoran Boukherma, Marielle Gautier , Hugo P. Thomas

ウィリー、50 歳。双子の弟ミシェルの死をきっかけに、初めて実家を出て、近くの村で生活を始める。「コドゥベックに行く。アパートを借りる。友だちだって作る。こんな生活クソくらえだ!」適応障害のあるウィリーが、知らない世界で自分の居場所を見つけようと奮闘する、オフビートなブラック・コメディ。

 



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スワッガー

(Swagger)
2016 | 1 時間 24 分
監督 : Olivier Babinet

公営の集合住宅が林立する、もっとも劣悪な環境とされる地区に暮らす11 人の子どもたち。『スワッガー』の主役は、この個性的で独創的な子どもたち。彼らのその奇想天外な視点を通して眺めた世界を映し出す。まるでモザイクのように、ミュージカル・コメディーやSF などさまざまなジャンルを横断しながら作られる映画は、子どもたちの言葉やあこがれを現実に近づける手助けをする…。



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